年少だったさーちゃんもすっかり年中具合がいたについてきた。
自分の絵を飾るのを、〝人に頼めたこと〟を褒められたのが1年前。
同じ場面が今年も来た。
背が伸びた今年はさーちゃんでも手が届く。
お迎えに行くと、開口一番
「は〜ぁ、みーんなの絵、つけるのやったから手が痛いよっ」
まったく〜という感じで手をブラブラさせている。
えらそうなお姉さんぶりに笑ってしまった。
オレンジ帽子じゃないとイヤだと泣いたのも1年前。
最近は緑でも水色でもなんでもかぶる。
「オレンジじゃなくてもいいの?」
「いい。だってどれでも帽子だもん」
ふーーーーーん。
とにかくピッコロが大好きなようだ。
ご機嫌に大声で歌いながら今日も家を飛び出して行く。
年中児保護者 吉田みーこ