パイナップルの団結力

今日はよもぎ団子をつくることを
昨日から話していた

登園したあいちゃんが
「今日よもぎ団子の作り方書いてきたのを持ってきたよ」
と見せてくれた
なんと本になっていた
あいちゃんの字で作り方が書いてある
やはり保育は毎日続いている

「さぁ~火をおこすよ」と声をかけると
準備を始める
1人でかまどを持ってくる、かいちゃん
大人が持っても重たい
それに気付いたこうようくんが手伝い
火をおこすいつもの場所に置く
すると
あいちゃん「パチパチ~」(杉の葉、
よく燃えパチパチ音がするのでこの名前)
あいちゃん「ピッコロにないから
(いつものある場所に)まなみちゃんと取りに行く」
私「じゃ行こうか~」
と2人で行こうかと思っていたその瞬間!
あいちゃん以外のパイナップル(年長)が「パチパチ取りに行こう!」
一斉に走ってきた
一緒の場所にいなかったのに同じタイミングで行こうと誘ってきた
なんだろう?このタイミング、、、
今日は何か違うな、、、そんな感じだった

「(パチパチが)手に持ちきれないからバケツ!!」
バケツを持つかいちゃん
走り出し、勢いでそのまま道路に!?と思ったが
(パチパチを取りにいく為には道路を渡る)
全員渡る所で止まり、大きく首を振り車が来ないかを確認する
心配なかった

みんなで入れているとあっという間にバケツいっぱいになる
「バケツ持ってくる?」
「どうしようっか~?」
持ちきれないからもう1個持ってくるかどうかを話し合っている
「でも行くとおばけ(年少)が一緒に行きたいって言うよ」
「道路渡るの危ないし」
「じゃみんな手に持って行こう」
ただバケツを持ってくるかどうかということでなく
取りに行ったときの様子を読んだ
想像力~
やっぱりなんかすごすぎる

パイナップルはかまどに持ってきたパチパチを入れる
おばけは興味津々
入園して初めて火をおこすので
パイナップルのやることを、ものすごく見ている
すると、こうようくん
「おばけ危ないからあっちいっていたほうがいいよ」
後ろに下がることを伝える
火のそばに来ると危ないと考え、先に離れてもらった

目の前ではどんどんパチパチが入れられ
新聞紙も入り大人が火をつける
先生「大きい木につかないとね~」
こうようくん「細い木だ~」
細い木につかなければ太い木につかない
よくわかっている
細い木も入れる
だんだん火が大きくなっていく
大きい木を持つこうようくん
熱くてかまどに入れるタイミングを見ていた
そこに
かいちゃん「大丈夫?オレやるよ」
かっこよすぎる、、、
大丈夫?と心配し、おしつけがましい感じも全くなく
さりげなくやってあげる

火のつけ方も
そのやりとりも後ろに下がったおばけ達が見ている

うさぎ(年中)のだいちゃん「水汲んできたよ~」
水がたくさん入ったバケツを重そうに運ぶ
足りない所を見ていた
火がつきそうなときから水の準備をしていた
うさぎは火をおこす所から一段上の段から見ている

わざと先生が、かまどに鍋を入れよもぎを入れようとする
子ども達は足りない何かを考えることができる
「水だ~」
20リットル入りの容器を持ち上げ鍋に入れようとするが
重たくて持ち上がらない
どうするか???
たっちゃん「ボールに入れたら?」
持ち上がらないので水を移すことを考えた
水の容器を押さえるかいちゃん
ボールを持つはると(き)くん
水の容器を少しずつ倒しボールに移して鍋に入れる

その横では火が消えそうになっていると
自分達でうちわを持ってきてあおいでいる子
ダンボールであおいでいる子
やるべきことを、なんの話し合いもなく分担している

今日のパイナップルは勢いがあってはじけていた
ものすごく張り切っていた
自分がやることがうれしい感じ
火をおこす準備をうさぎ、おばけは手伝ってもいいのに
ほとんど見ていた
パイナップルのその勢いに入れなかった?

一気に芽がでた
今日はそんな感じだった

スタッフ まなみ