寒いときは

この日は寒かった
園庭ではるひとくん(年少)が
「さむい~~」と前に手を出していたので
「寒いよね~」と言いながら
ぎゅっとにぎった
(寒かったらどうするか?を自分で考えてもらいたいと
思ったのでここではあえて何も言わず見守った)

そして、川のほうに歩いていき
(森の中にあるので川はもっと寒い)
しばらくするとまた
「さむい~~ストーブの所へ行きたい」
と本当に寒そうにしている
「寒いよね~」
と言うと
それを聞いていたよしくん(年長)が
「いちまーい、にまーい、さんまーい、よんまーい・・・」
と数えだした
何を数えているのかな?と見てみると
自分の着ている服を数えている
よしくんはたくさん着ていることを
はるひとくんにアピールした!!

そしてジャンバーのチャックを開けて
中に着ているフリースのポケットから手袋を出してはめながら
「よしはね・・・あたたかいときでも手袋入っているんだ」
とはるひとくんに話している
(よしくんはいつも準備万端、先の先を読んでいる)

はるひとくんは、じぃ~っとそれを聞いている

その様子を見ていたこうようくん(年中)は
「寒いときは身体を動かせばいいんだよ」と
風をきって走っている

それぞれ、はるひとくんにどうしたらいいのかを伝授している
(年少のときは寒くてたくさん泣きました)

今度来るときはどうするでしょうねと
お迎えにきたお母さんと話していた

家に帰り、お母さんがはるひとくんに
「寒いから手袋いるかな?」
(今日の話はしらないよという顔で)と聞くと
「てぶくろはいらない
先生と手をつなぐから大丈夫」
手袋より手を選んでくれた~
あんなに手が冷たくなって、泣きそうになるぐらい寒かったのに・・・

そのあと更に
「でも、忘れてしまった子に貸してあげることできるか・・・」
と、つぶやいていたそう
自分にもし手袋があっても、はめないで
手をつなごうとしてくれているその気持ち

うれしい言葉で心が温かくなり
また明日もがんばるぞ~!!

スタッフ まなみ