ピッコロクラブを振り返って

今年度の保育日も数えられるほど、泣いても笑っても、本当にわずかとなりました。

「卒園する実感がないよ。まだまだまだ」。今日もそんなふうにパイン(年長)母と話をしました。

この時期、毎年のことなのだけれど、〝自分の中にある〟気持ちを、優しく見せてくれる、伝え教えてくれる、美しいパインたち(年長)。うさぎ(年中)の思いやる気持ち、おばけ(年少)の他人事でなく自分事でいる姿に驚きが満ちる……そんな毎日を過ごしています。

少し前のことになりますが、ピッコロクラブ 冬の手しごとの会を行いました。

在園弟妹たちと、新入園さんをお迎えして、こじんまりとした活動になりましたが、何を大事にこの場を育んでいきたいのか、立ち返り見つめ直すことができました。

フォトフレームもじっくり作りました。手を動かしてかたちにする喜びと、出来上がりまでの過程を共有しながら、弟妹の好みも改めて発見できた、穏やかな時間。

子どもたちを真ん中に、どんな子育てをしたいだろうということを大切に考えられました。皆さんはどんな子育てをしたいですか。

手前味噌ながら、とてもよい時間でした。来年度も皆さんと一緒に味わいたいです。

ゆっくり咀嚼しながら振り返っているので、来年度もやはり、ゆっくり開催するかもしれませんが、ぜひ遊びにいらしてください。ともにつくりましょう。

ピッコロを今日まで繋げてきてくれた、たくさんのOBのお顔が、この季節になると、よりあたたかく強く、思い浮かぶのです。ありがとう。

うさぎ保護者 まり