園の概要


ピッコロようちえんとは

ピッコロは幼児教育家である中島久美子が設立した山梨県北杜市にある小さな自主運営のようちえんです。
大人が先導せず子どもに任せる保育を実践しています。
関わる大人が全員で、子どもたちがよりよく育つ場を創ることが原則で、通常の幼稚園、保育園とは違った形の幼児教育施設です。
幼児教育の問題点を解決し、子どもの創造性、自主性を育む保育。関わる大人は、自分の子どもだけがよければよいということではなく、子どもの育ちについて広い視野を持ちながら、ピッコロの運営がよりよくなるように運営に参加する保育士と保護者による共同運営を行なっています。
保育の考え方についてはこちらをご覧ください。

代表・中島久美子について

中島久美子

中島久美子(なかじま くみこ)

幼児教育家。東京・横浜・山梨県内の幼稚園・保育園に勤務後、「時間に追われることなく、子どもと向き合う保育をしたい」と、「森のようちえんピッコロ」をお母さんたちと立ち上げる。「想像以上に子どもはすごい!」と驚きの毎日。小学館雑誌『3,4,5歳児の保育』2010年2月号の第45回「わたしの保育」において保育での出来事を綴った「動物の死」が大賞受賞。2023年に「森のピッコロ物語」、2024年に「こたえは森のなか」をそれぞれ出版。
保育のモットー:「一人一人を丁寧に。流さない保育」

概要

所在地 山梨県北杜市須玉町上津金1244
園児数 25名(2024年10月末時点)
保育日 火~金曜日(年間保育日数160日)
保育時間 9:30~14:00
冬季(12月~3月)は 10:00~14:00
休園日 土・日・月・祝日
長期休園日 ・ 夏休み 7月中旬~8月下旬
・ 冬休み 12月中旬〜1月上旬
・ 春休み 3月下旬〜4月上旬12/29~1/3

沿革

2007年2月 オオムラサキセンターを拠点に毎週水曜日の親子参加としてプレオープン
2007年4月 「森のようちえん ピッコロ」として津金自然舎さんを拠点に週 3 日開園
2007年12月 津金の空き民家を「ピッコロハウス」として貸していただく
2021年11月 映画「life ライフ〜ピッコロと森のかみさま〜」の制作・上映
2022年9月 「森のピッコロようちえん」に改名
2023年10月 書籍「森のピッコロ物語/中島久美子 著」出版
2024年10月 書籍「こたえは森のなか/中島久美子 著」出版

運営について

ピッコロは自主運営です。公的援助はありません。
保育は中島久美子をはじめ保育士・保育スタッフが行い、運営は保護者と保育者の共同運営で、保護者全員が各係に就いています。主婦や素人がようちえんを運営していくというのは本当に大変なことです。家庭のこともこなしながら、ひとつひとつの仕事に丁寧に取り組んでいます。
ピッコロの運営を例えるなら、ひとつの家にみんなが集まり、子どもたちがよりよく育つよう、仕事や家事を分担するといった感じです。保護者が動くことで成り立つ運営は、ミーティングが続いたり、帰りが遅くなったり、子どもが寝静まってから作業をすることも時にはあります。いわゆる幼稚園、保育園とは保護者の関わり方がまったく異なります。幼児期の大切な3年間、預けてしまう、とは別のことなのです。
どうしてそこまでできるのかというと、子どもたちを見ると生きる力を備えた良い子に育っているという実感があり、ピッコロでみんなと共に子どもを育てていきたいという共通の想いがあるからなのかもしれません。そんなピッコロの保育が長く続き幸せな子どもが増えるよう皆で考え、場を作っています。
そして毎年新しい保護者が加わり、心を寄せ合って運営し、より良い形に変化しつつゆっくりと歩んでいます。

ピッコロのことをもっと知りたい

 こたえは森のなか
 代表の中島久美子が執筆した書籍です。
 大事にしたいこと
 代表の中島久美子のコラムを抜粋しました。
 森のようちえんとは
 森での保育で何が育つかについて代表の中島久美子が書いた記事です。
 鈴木純さんの記事1
 植物観察家・鈴木純さんがピッコロに通うお子さんとのやりとりを通して学んだことを書いています。
(お子さんは現在は卒園されています)
 鈴木純さんの記事2
 植物観察家・鈴木純さんがピッコロの朝の会について書いています。
 佐藤香織利さんの記事
 世界のアドベンチャーレースに参加された元アスリートであり、4人のお子さんを入園させたピッコロ保護者である佐藤香織利さんがピッコロについて書いた記事です。