森のようちえんピッコロでは、保育を伝えていくために小冊子を発行しております。
子どもの見方や育ちについてなど、保育者や教育に関わる方はもちろん、お子様をお持ちの保護者の方々にもぜひ読んでいただきたい内容です。
第1弾
『子どもを信じて待つ保育
ー森のようちえんピッコロの実践ー』
2012年秋、森のようちえんピッコロの代表であり、保育者である中島久美子の講演会『子どもを信じて待つ保育とは~待つべきこと待ってはいけないこと』を開催いたしました。
本冊子は、この講演内容をベースに、中島とともに日々の保育に携わっている保育スタッフのトークや保護者のエッセイを新たに加え、より充実した内容となっております。
森のようちえんピッコロにおいて日々実践されている保育が、より広く理解され、すべての子どものために活用されることを願っています。
価格 ¥600(送料別)
第2弾
『群れの視点
―森のようちえんピッコロのエピソードより―』
『子どもを信じて待つ保育―森のようちえんピッコロの実践』より約1年半を経て刊行されました。
『子どもを信じて待つ保育』では、ピッコロの保育実践についてご紹介しましたが、『群れの視点』ではその根底にある理念についてじっくりと掘り下げた内容となっています。
中島久美子先生の講演録はもちろん、『子どもを信じて待つ保育』でも好評だったスタッフによるトーク、保護者のエッセイ、トマト栽培の記録……など満載です。
あなたは子どもの何を信じているのか?を世に問う一冊。
価格 ¥1,000(送料別)
番外
『沙漠の花』
卒園児の保護者である島田環さんが、子どもたちのエピソードをまとめた小冊子『沙漠の花 自己肯定感をめぐる茫洋とした話』に加筆し、出版されました。
「犀の角」は「沙漠の花」から続く、孤独についての思索です。そのなかで触れられているハンナ・アーレントの論考はとても難解ですが、子どもたちの姿を手がかりに読み進めていくことで、自己肯定感、孤独、考え続けることの意味が確かに繋がって、いまの時代にこそ、ひとりひとりが圧倒的に孤独であろう、という宣言には胸が高鳴ります。
以下、著者の島田環さんからです。
ピッコロ内部に向けて編んだ「沙漠の花」には保育の姿はあまり出てきません。それはこの場を作っているのが、先生やスタッフであるということは自明のことだったからです。
友達に、自分の心を見るのだよと声をかけて、延々と待ち続ける子どもたち。自分の身体を扱うのは誰なのか、自分の心を育てるのは誰なのか、自分の心を見るとはどういうことなのか、真摯に考え、その答えを胸に歩いていく子どもたち。
『沙漠の花』のなかではその姿を紹介しただけですが、具体的な保育の話はなくとも、「よい保育」というものが言葉かけや教材の工夫ではなく、まず何よりも心の在り方であるということや、ピッコロの保育の険しい温かさも伝わるのではないかと思っています。
孤独な者の美しさの理由を、ピッコロの子ども達、宗教家、哲学者、芸術家を手がかりに考察した一試論として。
価格 ¥600 (送料別)
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