サクランボの種

家のサクランボが初めて実をつけた。

娘が、そのサクランボをお弁当に5ついれてピッコロに行った日。

娘は中島先生に1つサクランボをあげて、

あとの4つは自分で食べて、自分で食べた後の種も先生にあげたそうだ。

中島先生の家の庭に埋めてね、と。

私はそれを聞いてギョッとした。自分が食べた後のものを人にあげるなんて〜。

でも私がその場にいなくてよかった。娘の行動を止めなくてよかったと心底ホッとした。

きっと娘は、先生の庭でサクランボが沢山なって、先生がきゃー!サクランボと言いながらうれしそうに獲っている姿まで想像していたのだろう。

子供の、人がうれしいことがうれしい気持ち。

そんな小さなことが、大事にされる。

とっても小さな小さなことだけれど、とっても大きな大きなことなんだろうな。

私は、娘の気持ちどころか、自分の本当に大事な気持ちも、色んな理由や常識を言い訳にペシャンコにしてしまうことがよくある。

だけれど娘の姿を見て、ピッコロで娘に関わる子供たちや大人たちの姿を見て、

胸の中で、私の大事な気持ちがポッとあたたかくなって、ここにあるんだよと教えてくれる。

年長保護者s