ピッコロのドキュメンタリー映画ができました。
あるお母さんが、「糸(中島みゆき)」の歌のことを話してくれて聴いてみました。
「幸せって感じることなんだと思ってたけど、出会えてるだけで既に幸せなんだよね」と言っていました。
「縦の糸はあなた。横の人は私。逢うべき人に出逢えることを人は仕合わせと呼びます。」
映画に卒園式のシーンが出てきます。
歌を聴いていてそれが思い浮かびました。
ピッコロにはたくさんの人の出逢いがあったな・・・前に聴いた時には何も感じなかったのに、今は涙が出ました。ピッコロで私の中に残ったものです。
「おかあさん心見えてないよ。がまんすると心が逃げちゃうよ。」娘が言っていました。
一般的だったり、誰かの考えや、2番目3番目以下の頭で考えた理由を自分の心だと思っていることがよくあります。
「本当の心は?」子どもたちは、ピッコロで何度も自分を見ます。
「嘘は嫌」中島先生のあってほしい社会の姿を諦めない覚悟がピッコロという場の根底にあります。
ピッコロの理念にこうあります。
【関わる大人は、自分の子どもだけがよければよいということではなく、子どもの育ちについて広い視野を持ちながら、ピッコロの運営がよりよくなるように参加する保育士と保護者による共同運営】
保育士も保護者も、何度もこの意味を考え、みんなでピッコロを続けてきました。
一番の心を大切にできる時間や人とのかかわりは、本当に尊いです。
ピッコロをつないできたみんなの願いが伝わるといいなと思います。