私たち親が子供たちにできることは
ただ、話をきいて
まいにち、 ごはんをつくって
洗濯して お弁当つくって 掃除して。。。
ただただ、応援することだけ。
それしか できることはないのだなぁ、とおもう。
https://mori-piccolo.jp/?p=2574
入園前にピッコロのこのブログで読んでから、いつも頭の中にこの言葉があった。
それから2年が過ぎ、息子はもうすぐパイン(年長)になる。
行きたくないと毎朝泣き、忘れ物をしては泣き、「ありがとう」が言えないと大泣き、とにかく私から離れなかったおばけ(年少)時代が、心底懐かしく思えるほどに、頼もしく成長したなぁと思っていた3学期
ピッコロでは、時々、保護者がお味噌汁を作ってきてくれる。お弁当も凍るほど寒い季節、温かい汁物は身も心もあたたまる。
そして、そのときに使ったお椀は、各自家に持って帰り、洗って返すことになっているのだが、息子は、そのお椀を返さず溜め込んでいた。
毎朝、お椀を息子に渡すが、お弁当袋に入れて持って行き、そのまま持って帰ってくる。それが何日も何日も続いた。「ピッコロのお椀、足りなくなっちゃわないかなぁ」とか、いろいろ話をしてみるが、そのうちとうとうお椀は4個になり、お弁当袋に入りきらずはみ出す始末。
もういい加減どうにかしないといけない、と思っていた矢先。
お弁当箱がない!帰ってきて、お弁当袋を覗いたら、入っているのはお椀だけ。お弁当箱が見当たらない。どうやら、お椀でいっぱいになったお弁当袋の口が閉まらず、お弁当箱が落ちてしまったようだ。
息子にどうするか聞いてみると、少し考えてから、取りに行きたいと言う。腐っちゃう、動物に食べられちゃうから、と。もう日も暮れかかっている。ピッコロまで一時間。正直めんどくさい。でも、ここは行くところだ、そう思った。
道中、息子に、どうしてお椀を返せないのか聞いてみた。お椀を置く場所も分かってるし、届かないわけでもない。忘れてしまうわけでもない。返したい気持ちはある。でも、一人じゃできないの、と。
そこで、ハッと気付いた。私の心の中の応援する気持ちが足りなかったのだ、と。
ただただ応援することだけ
卒園児保護者の言葉の深さをここにきてようやく感じることができた今日この頃。
先日、息子は、お友達のお皿を割ってしまった。謝りたいけど、怒られるのが怖いと、そのことを言えずにいる。
私にできることは、息子に謝らせることではなく、息子の謝りたい気持ちを応援すること。
さぁ、どうやって応援しようか。。私の子育てはまだ始まったばかり。