ピッコロ感謝祭にお越しいただいたみなさま、ありがとうございました!
久しぶりに保護者からの投稿です。
ピッコロは年長さん、年中さん、年少さんが一緒に活動する、いわゆる縦割り保育。
うちからは年長のお兄ちゃんと年少の妹が通っています。兄妹で同じ時間を過ごしています。
ある日のできごと。
ピッコロっ子たちが川から帰ってきて、ビニールハウスで着替えてそろそろお弁当の時間・・
私は室内で作業をしていましたが、外から年少の妹の泣き声が。
どうしたかな。
窓ごしに見ると、ビニールハウスの入り口で立って泣いている。
他のみんなはすでに輪になってお弁当を広げ始めている。
えーんえーんと泣き続けていると、年長の実のお兄ちゃんがやってきた。
遠いので会話は聞こえないけど、どうしたのか聞いている様子・・
話を一通り聞いたところで、なんとお兄ちゃんは妹をおんぶして、みんなの輪の中まで連れていったのです。
いつも家ではケンカばっかりしていたり、おにいちゃんはわざとイジワルしたり、妹も意固地でお兄ちゃんを困らせているので、なんだかびっくり。
不思議とこの群れの中ではお互いに素直です。
あとで聞いたところ、長靴の中が濡れていて、履くのが嫌で泣いていたようです。
他にもこんな話がありましたね。
長靴が濡れて嫌だった経験があるから、共感してあげられる。
そして共感してもらった子は今度は他の子に共感してあげられるようになる。
こんなサイクルが、子どもたちの間で日々起こっている気がします。
お兄ちゃんも、年少年中と当時のお兄ちゃんお姉ちゃんをたくさん困らせたけど、たくさん優しくしてもらって、今こうして優しくするほうの立場になれたんだなあと思います。
「おれ、おばけ(年少組おばけ組のこと)担当だから、たいへん。」
とたまに言っているお兄ちゃん。
そういえば、直接的ではないけどよく見てくれているなあと思うことが多いです。
でも、大人にいい子に見られようとしてるとかないんです。本当に。
見ていた大人はもちろん「すごいね~、連れてきてくれたの!」と声かけをしますが、それを期待しているわけではない、けど大人がちゃんと見ていて認めてあげることはとても大事だなと思います。
3年めのお兄ちゃん、優しさと自己肯定感がちゃんと内面に育っているなあと実感します。
こんなふうに育っていく子どもたちの姿、保育の立ち位置、興味のある方はぜひ視察にお越しくださいね。
11月には年に一回の土曜視察日もあります。
保護者hh