長靴をはくことができないひのとくん、
「誰か洗ってきて~~~」
人に頼む作戦
できないときは人にお願いする、をしている
困ったときは誰かに言える子になってもらいたい
その場にいたかずくんに
私「洗ってきてあげる?」
と聞いてみた
(入ったばかりの年少さん、
まだ自分から進んで行動におこすということが難しいかなと判断し聞いてみた)
すると、片方の長靴を手にし(もう片方は私)
一緒に水道の所に行き洗って戻ってくる
ひのとくんの前にだまって長靴を置き、お弁当の準備に行くかずくん
その背中に
ひのとくん「ありがとう!」と大きな声でいい、長靴をはく
洗いたて
冷たい
すぐに長靴を脱ぐ
しばらくその長靴を見つめる
(この時間がたまらないのです、心が揺れ動く時間、
そしてこの時間が必要)
すると、なんと!!!
その冷たい洗いたての長靴に足を入れて歩き出すひのとくん!!!
洗いに行ってくれたこと
気持ちを寄せてくれたこと
色々ひのとくんの心の中に積もっていった
そうでなかったら、最初の長靴みたいにはかない選択だってできたはず
本当にすごい
そして、
お弁当を持って歩く姿が軽やかなかずくんの姿が見えた
近くに寄ってみると
かずくん「らん♪らん♪らん♪」
と口ずさんでスキップみたいにちょっと浮きながら歩いていた
うれしさがあふれていた
どうしてお弁当の準備していなかったのかを聞きたくなった
私「ひのとくん心配だった?」
うなづく、かずくん
やっぱり!!!
ただぼーっとしていたわけではなかった
(その場を見るとそう見えてしまう)
年少だからまだそんなこと考えているわけがない
まさか心配しているはずがない、、、などなど
決めつけて見ていると何も変わらない
まさか???と思いながら保育の場にいると、、、
自分が思いも寄らないことを考えている子どもにぶちあたる
考える(日々ふらふらです~)
保育が変わる
子どもを理解しようとすることが、
本当の子どもを知ることができるのかな
保育スタッフ まなみ