デッキの棚

ピッコロのデッキの窓の所に棚みたいになっている所に上って遊んでいたゆい(5歳)
どうしたらいい?と思いながら車を運転し家に帰る
生活があるので家のことをやりながら色々考える
いつ話そうか
でも家に帰るとやることだらけで忙しい
結局話しができたのは布団の中

まず話しを聞く
私「あの時、どう思いながら遊んでいたの?」
ゆい「だめだな~って思っていた」
私「だめだなって思いながら遊んでいたの?」
うなづくゆい

そこに姉、兄がやってきた
「どうしたの?」
私「ゆいがピッコロのデッキの窓の棚の上に乗って
歩いたりして遊んでいたんだよね。
しかも何人もいたの」説明する
たっちゃん「そんなに乗ったら棚が折れちゃって作ってくれた人悲しむよ」
(即答)
私「悲しんじゃうよね」
たっちゃん「木は根っこ生えているでしょう。
梅の木の根っこはビニールハウスまで伸びているから倒れないでしょう。
デッキは根っこがない。
木と木がくぎとかでくっついているから折れるかもしれない」
私「そうだよね」
たっちゃん「あと、乗っていた人けがもするしお家の人も悲しむよ」
ずっと動かず話しを聞いているゆい

私「棚の上に乗って遊んでいる時、どう思っていたの?」
ゆい「だめだな~っと思っていた」
私「だめだなって思いながらなんで乗っていたの?」
ゆい「みんな乗っていたからいいかなって」
はるな「みんな乗っているからって乗っちゃだめだね。
あと、だめだなって思っているのに乗っちゃったの?
それはわからないで乗っている人より良くないよ。
だってだめだなって思っていたんでしょう」
たっちゃん「考えればいいよ。ゆいはできると思う」
ゆいの顔がかわった
背筋が伸びたというか、目がさめたというか、シャキーンとなった感じ
それまで「やっちゃった~まずいな~」と
泣きそうな渋い顔で話しを聞いていたゆい

たっちゃん「だってすごいもん。
言われなくても茶碗洗ったり米といだりしているもんね」
ゆいのことをすごいと思っているし、できると思っている兄
そして何より信じている
大人は子どものことを心の底から信じられているだろうか

私「実は小学生もその場にいてやっていたんだよね」
たっちゃん「え~、小学生なんだからやらないでよね~」
私「たっちゃんその場にいたらどうだったかな?」
たっちゃん「わかんないな~」(おいおい、、、笑)
そのあとすぐに
「ん~わかんない、わかんないけどやらないと思う。
やっている人に落ちるよって言うと思う」
最初にわかんないな~って言うたっちゃん
もしかしたら、、、やっている自分もいるかも?と想像する
この「わかんない」は素直な気持ちな気がする
それを言えるのもいいなとも思う
もちろんその場にいてもやらない子でいてほしい、、、親の願い

まなみ