バスの旅

バス遠足に行った
子ども達から出かけたいという発案があったので
バスで昇仙峡に行くことに

バスに乗る前日
「遅れないように早く起きる」「きれいな服を着てくる」「半そで着てくる」(?)
「おしゃれしてくる」など話しをしていた
きれいな服を着てくる子→「よそに行くから」
いつもどおりの服を着てくる子→「汚れるかもしれないから」
(ピッコロはどこにいても泥だらけになるので汚れてもいい格好をしているらしい)
どちらを選んでもいい

当日見てみると
女の子の何人か首に普段見ないかわいい~ネックレスがかけてあったり
手首にもブレスレットをしている子もいる
おしゃれしてきてる!

全員乗り込み
朝の会をバスの中でしていく
自分のニュースを1人ずつマイクで話していく
きーちゃん「お父さんに起こしてもらった」
かほちゃん「パパが遅く起きて、ママが用意してくれたけど自分でつめこんだ」
あっくん「昨日の夜、準備していました」
たっちゃん「(緊張して)朝おもらししちゃって、ママを起こしに行った」
わこちゃん「早起きして自分で起きた」
やえちゃん「お父さんに起こしてもらった」
ぜんちゃん「昨日、夜服とか準備していた」
さやとくん「こないだから歯がぐらぐらする」
こうだいくん「昨日夜寝るとき電話がつかなくなりました。
つかないかと思ったけどつきました」
みゆう「今日早く起きました」
あいちゃん「今日6時に起きた」
こうようくん「6時に目覚まししていた」
みおちゃん「今日早起きした」
つむぎくん(恥ずかしくてなかなか言えないので
隣のこうようくんが聞く)「ニュースがないって」
さきちゃん「今日ママが起こしてくれるのに、自分で起きた」
こやちゃん(恥ずかしくてなかなか言えないので
隣のさきちゃんが聞く)「いつも考えているけどない」
しんさん「今日ねぼうした」
お)はるとくん「いつも寝坊なのに今日は目覚ましないで起きた」
ゆいちゃん「ない」
まどちゃん「今日早起きした」
はくとくん「今日寝坊した」
き)はるとくん「8時に起きた」
はるひとくん「昨日新潟行っておばあちゃんになむなむした」
だいちゃん「今日ピッコロ行く時ダンプが3台いてびっくりした」
みーちゃん「クッキー作った」
みーちゃんの横にりょうせいくんが座っている
3月生まれのりょうせいくん、なかなかみんなの前では言えない
今日はマイクなのでもっと難しいかな?と思いながらマイクを渡す
すると、
りょうせいくん「きりゅうせんぱいに起こしてもらった」
言った!!!
マイクだと声もはっきり聞こえるのでもっと恥ずかしいのではと思っていたが
逆なのかな??
マイクマジック!!
はなちゃん「寝るとき、寝ちゃったらバスのことが楽しみでバスの夢ばかり見た」
まきくん「ない」

1人ずつマイクをまわして話をしていく
「まだ言いたい人いるかな?」
というと
何人も手が上がり話をしていく
みーちゃんが何度もマイクをにぎりお話をしてくれる
(前回のバス遠足のときも何度もマイクで話をする。
バス遠足の前はやはり恥ずかしそうにしていて
みんなの前ではなかなか言えずにいた)
その横にりょうせいくんがいるので
「またお話しする?」と聞いてみると
りょうせいくん「じいちゃんちに泊まりにいく」
またまた聞いてみると
「コンビにに、パチパチ買いにいったらなかった。
にいにが前食べていた」(口に入れるとパチパチするお菓子)
ついにマイクデビュー!!

車中
気温も高かったので温かく、たくさん着ている子は脱いだりしていた
すると
誰かが「運転手さんが寒いかなって思って、温かくしてくれているんじゃない?」

また、バスが汚れないように靴を持ってきている子もいる
「どうして汚れないようにしているの?」と聞くと
こうようくん「バスが汚いともうからなくなる、(お客さんが)汚いって言って
お客さんが乗らなくなる」
など、自分が楽しいな~うれしいな~だけでなく
運転手さんの気持ちを考えていた

他にも、ロープウェーに乗っているとき
少しざわざわしていたのに
(他のお客さんもいたので大きい声では話さない、これも自分で考え)
一緒に乗っていたお兄さんがマイクで山などの説明をしてくれる瞬間、
一瞬で静かになる(誰も静かにしよう、しましょう~と言っていない)
今は聞く場面、今は静かにする場面と自分の頭で考えながら行動していた
ピッコロの子だな~と思う
(本当にすごいです、その判断!実際に見るとそのすごさがわかる)

歩いていると滝に降りる長い階段があり、その階段の真ん中に手すりがついていた
半分側を上り、その半分側を下りに使えるようになっていた
(半分側が大人が1~2人歩けるぐらいの幅)
ちょうど階段を降りるときになり(降りているときではない、降りる前)、
急にあいちゃんが後ろに来た
一番後ろを歩いていたのはゆっくりゆっくり一段ずつ降りている
ゆい(2歳)とやえちゃん
あいちゃん「ゆっくりでいいからね~でももう少し早く歩けるかな?
後ろからお客さん来ているよ~」
その間も何度も後ろを見ている(後ろの人との距離を測っている)
「あっ!そこで待っていてね(階段の踊り場)、先に行ってもらおう~」
後ろにきたあいちゃんは、その後ろからきたお客さんに迷惑がかからないように
わざわざ後ろにきた!!!
やっぱり理由がちゃんとあった!!!
ものすごい場面を見てしまった

列を乱さないよ~
順番に歩くよ~

あいちゃんのこのような行動を実際に見てみると
子どもにこのような言葉は全く必要ないように見える
集団で何かをするとき(個々でもそうだけど)
何を育てたいか、何を一番大切にするかをまた考えていきたいと思った

スタッフ まなみ