ピッコロは自主運営です。公的援助はありません。
保育は中島久美子先生はじめ保育士・保育スタッフが行い、運営は保護者と保育者の共同運営で、保護者全員が各係に就いています。主婦や素人がようちえんを運営していくというのは本当に大変なことです。家庭のこともこなしながら、ひとつひとつの仕事に丁寧に取り組んでいます。
ピッコロの運営を例えるなら、ひとつの家にみんなが集まり、子どもたちがよりよく育つよう、仕事や家事を分担するといった感じです。保護者が動くことで成り立つ運営は、ミーティングが続いたり、帰りが遅くなったり、子どもが寝静まってから作業をすることも時にはあります。いわゆる幼稚園、保育園とは保護者の関わり方がまったく異なります。幼児期の大切な3年間、預けてしまう、とは別のことなのです。
どうしてそこまでできるのか・・・。
子どもたちを見ると生きる力を備えた良い子に育っているという実感があり、ピッコロでみんなと共に子どもを育てていきたいという共通の想いがあるからなのかもしれません。そんなピッコロの保育が長く続き幸せな子どもが増えるよう皆で考え、場を作っています。
そして毎年新しい保護者が加わり、心を寄せ合って運営し、より良い形に変化しつつゆっくりと歩んでいます。