ピッコロの保育


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ピッコロは山梨県北杜市にある小さな自主運営のようちえんです。
大人が先導せず子どもに任せる保育を実践しています。

1,森のピッコロようちえんの理念
2,保育では「見守り」「待つ」ことを大切にしています
3,保育スタッフ紹介
4,ピッコロの概要と沿革
5,運営について
6,メディア掲載

森のピッコロようちえんの理念

通常の幼稚園、保育園の教育に疑問を持つ保育士が自分の子どもを幼稚園、保育園に預けず、自分の手で育てたいという保護者の意向にそって設立した団体。
関わる大人が全員で、子どもたちがよりよく育つ場を創ることが原則で、通常の幼稚園、保育園とは違った形の幼児教育施設。
幼児教育の問題点を解決し、子どもの創造性、自主性を育む保育。関わる大人は、自分の子どもだけがよければよいということではなく、子どもの育ちについて広い視野を持ちながら、ピッコロの運営がよりよくなるように運営に参加する保育士と保護者による共同運営。

 

保育では「見守り」「待つ」ことを大切にしています

ピッコロでは1日のほとんどを野外で過ごします。

津金の山・森に囲まれ、小川もあり、畑もあり、園庭にはたくさんの野草や花が咲きます。眩しい自然の中で、様々な命に触れ、息吹を感じ、冬の厳しい寒さが子どもたちの身体と心を大きく成長させてくれます。

時間に追われず、真の自由があり、ありのままを受け入れてもらうことによって、子どもたちは輝きます。保育者は子どもの感性、想像力、考える力を信じて、口をはさまず見守ります。見守るということはそこに願いがあるということです。こんな子になってほしいという願いのもとに、その場を保育者の手の平に乗せます。その上で、子どもたちを信じ、待っているのです。

泣く、笑う、ケンカ。大人の規制のないこの森で、子どもたちは喜怒哀楽、4つの感情を平等に出し、心を大きく揺らし、存分に自分の気持ちを感じます。それは心を強く深くしてゆく源になると考えています。

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ピッコロの保育で大事にしてること。
代表・中島久美子のコラムを抜粋しました。

デンマーク発祥の「森のようちえん」。
ピッコロの考える、森の保育で育まれるものとは。

ピッコロの保育のエッセンスがギュッと詰まった小冊子です。

保育スタッフ紹介

ピッコロでは中島久美子と保育スタッフ4人、計5人の保育士が保育しています。

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代表 中島久美子

幼児教育家。東京・横浜・山梨県内の幼稚園・保育園に勤務後、「時間に追われることなく、子どもと向き合う保育をしたい」と、「森のようちえんピッコロ」をお母さんたちと立ち上げる。「想像以上に子どもはすごい!」と驚きの毎日。小学館雑誌『3,4,5歳児の保育』2010年2月号の第45回「わたしの保育」において保育での出来事を綴った「動物の死」が大賞受賞。地球元気村特別講師。

保育のモットー:「一人一人を丁寧に。流さない保育」

こたえは森のなか〜森のようちえんピッコロの冒険~

2013年4月より山梨県の子育てフリーペーパー「ちびっこぷれす」にてコラムを連載中です。

「お母さんがスーパーで白いお皿に乗ったお魚を買ってくるから、僕は魚を殺してない!」これは多摩市の幼稚園児(3歳)の言葉です。私が食物連鎖の話しをしていた時でした。とても戸惑い「自然(命)と生活が離れすぎている」と危機感を感じました。これが森のピッコロようちえんを立ち上げたきっかけです。

子どもを信じて待つ保育とは、大人が先導せず子どもに任せる保育です。子どもは未熟ではありません。考える力、困難を乗り越える力、友を思いやる心、そのすべては大人の想像をはるかにこえています。「自分で考え自分で決める」これは人間が本来持つ力であり、その姿には喜びや美しささえ感じられます。1度森のピッコロようちえんにお越し下さい。「子ども」という概念が変わるかもしれません。

子どもは親が育てます。恐ろしいことに大人が育たないと子どもは育たないそうです。森のピッコロようちえんは自主運営の幼児教育施設で、なぜか子どもも大人も自ら育ってしまう場所なのです。

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関島真奈美

保育士。北海道出身。趣味:バスケットボール
ピッコロの好きなところ:ピッコロは自分の子ども以外のお友だちも自分の子どものように成長を見守り、一緒に泣いたり笑ったりできる所。
子どもの育ちを見て、「子どもってこんなにおもしろい!もっと見たい!」と思い、保育士の道に進みました。

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浅井真澄

保育士。好きなこと:パン&野菜作り
子供たちのキラキラがいっぱい!そんなピッコロが大好きです♪
「もっと子どもを理解したい。そしてそう思う大人が増えてほしい」という思いで保育士になりました。

子ども達とキラキラ毎日

保育スタッフからみた子どもの毎日、保護者の運営活動の記録などのブログです。

ピッコロの概要と沿革

141203-026《名称》  森のピッコロようちえん
《代表者》 中島久美子
《園児数》 園児数23人(年少児〜年長児)※2022年4月現在
《保育スタッフ》 中島久美子・保育スタッフ4名(計5名)
《主な活動場所》 須玉町 津金の森 ピッコロハウス
《沿革》
2007年2月
オオムラサキセンターを拠点に毎週水曜日の親子参加としてプレオープン
2007年4月
「森のようちえんピッコロ」として津金自然舎さんを拠点に週3日開園
2007年12月
津金の空き民家を「ピッコロハウス」として貸していただく
2008年4月 保育日を週4日に増設
2011年4月 運営が保育者、保護者共同運営に移行
2012年10月 ピッコロ5周年事業(感謝祭コンサート、中島久美子講演会)
2022年 「森のピッコロようちえん」に改称

 

運営について

s_150716-013ピッコロは自主運営です。公的援助はありません。

保育は中島久美子をはじめ保育士・保育スタッフが行い、運営は保護者と保育者の共同運営で、保護者全員が各係に就いています。主婦や素人がようちえんを運営していくというのは本当に大変なことです。家庭のこともこなしながら、ひとつひとつの仕事に丁寧に取り組んでいます。

ピッコロの運営を例えるなら、ひとつの家にみんなが集まり、子どもたちがよりよく育つよう、仕事や家事を分担するといった感じです。保護者が動くことで成り立つ運営は、ミーティングが続いたり、帰りが遅くなったり、子どもが寝静まってから作業をすることも時にはあります。いわゆる幼稚園、保育園とは保護者の関わり方がまったく異なります。幼児期の大切な3年間、預けてしまう、とは別のことなのです。

どうしてそこまでできるのか・・・。

子どもたちを見ると生きる力を備えた良い子に育っているという実感があり、ピッコロでみんなと共に子どもを育てていきたいという共通の想いがあるからなのかもしれません。そんなピッコロの保育が長く続き幸せな子どもが増えるよう皆で考え、場を作っています。

そして毎年新しい保護者が加わり、心を寄せ合って運営し、より良い形に変化しつつゆっくりと歩んでいます。

ピッコロ応援団

森のピッコロようちえんは、子どもたちのよりよい育ちのために保育者と保護者が手作りで運営する団体です。
ピッコロ応援団の会員となっていただくことでピッコロを応援していただけませんか?
会員の方にはピッコロからのお知らせや行事のご案内などを送付させていただきます。

 

メディア掲載

ちびっこぷれす
こたえは森のなか〜森のようちえんピッコロの冒険〜
山梨県のフリーペーパーちびっこぷれすさんにおいて、中島久美子がコラムを連載中。電子書籍でご覧になれます!

こどもこそミライ
こどもこそミライ
ピッコロの保育がドキュメンタリー映画「こどもこそミライ -まだ見ぬ保育の世界- 」にて上映されています。舞台は新しい保育のかたちを試みる3つの園。そのひとつがピッコロです。保育のかたちを問う、子どもドキュメンタリーです。

過去のメディア掲載一覧

たくさんのメディアで紹介していただきました。
こちらで一覧をご覧いただけます。