ルールがない園で育った子は社会に出てルールを守れるのか

ピッコロには予め決められたルールが殆どない。
道路に出ない、大人が見えないところに行かない、井戸に乗らない。そのくらいしかルールがない。

ルールはないけどピッコロの子供たちは常に自分や友達の命を守る方法を考えて話しあっているので、年少さんは年中または年長さんと手を繋いで道路を渡る、帽子は蜂や怪我から頭を守るためにかぶる、長靴はヘビに噛まれないようにするために履くなど、自分を守るために必要なこととしてやっている。

1年前ピッコロを卒園した長女ももうすぐ小学校2年生。
学校にはルールがたくさんある。彼女は学校のルールをどう思っているのかなとふと思って聞いてみた。すると学校のたくさんのルールを一つ一つ詳細に、なぜそのルールを守るのが大事なのかを15分に渡り語り続けた。

みなさんはなぜ体育で「体育座り」をするか知っていますか?

娘によると足を抱えることで両足をロックできるから、足がぶらぶらしないでビシッと座れるから。先生に聞いたの?と聞くと、そうではなく自分で理由を考えたとのこと。

意味のないルールってあるの?と聞くと、「意味ないルールなんてあるわけないじゃん(笑)」と返されてしまった・・・ (自分が子供の頃ルールの意味なんて考えてなかったのが恥ずかしい・・)

ルールがなくても(ないからこそ)、何をすべきか、すべきでないのかを自分で考える力がつく。

先生がお話ししている時はおしゃべりしない。
廊下は滑りやすく人にぶつかったら危ないから走らない。
大きな声で挨拶すると相手も自分も気持ちが良いから、そうする。

娘はそんなの当然でしょと言わんばかりに小学校でしっかりやっているようです。