ピッコロ卒園OBの声④

私がピッコロに通って良かったなと思うところはいくつかあるのだけれど
今一番感じているのは、子供を信じることができる(今の最大限でできているまたは今後もそうするための努力ができる)ということだと思います。
ピッコロでよく言われる【覚悟】みたいなものの上に、【信じる】が乗っかってくるのかもしれないと、最近よく考えています。

特にそう思うキッカケになったのは、小学生二人の不登校でした。
私たち夫婦は子供の個性を伸ばし、生きる力をつける教育がしたくて山梨に移住してきました。
そのためには今の学校教育では限界があると考えていました。
なのに、我が子がいざ不登校となると急に不安になったり他人の目が気になりだしたり個性を受け入れられなかったり。。。
理想と現実の間でずいぶん悩みました。

よかれと思ってやった行動がすべて裏目に出て八方塞がりになった時、【覚悟】が発動し【信じる】気持ちが沸いてきました。
それからは子供は毎日イキイキしてきました。
不調続きの体調も改善、今では毎日学校に行っています。

学校に行くことがいい、ということではなく自分で決めて登校していることがとてもいいなと思っています。
また、疲れた時には時々自主的に休んではいるけれど、親もいちいち一喜一憂しなくなり、子供も休むことに不安を覚えなくなりました。

私のした覚悟は、一つの出来事を多方面から見る視点がなかったらできなかったことだと思うし、
それは紛れもなくピッコロで培ったものだと考えています。

ピッコロで、向き合うということを、自分の感覚だけではなく外から見えている視点や
親である自分自身と向き合うということも含めて色んな人の話が聞けたこと、失敗や正解のない中で
色んな【向き合う】をやらせてもらったことが、覚悟の筋肉をつけることになっていたのだと思います。

また、そうして幼児期の貴重な3年間に子供のことを一番に考える時間が持てたことは、自分が子供と確かに繋がっている実感を伴っていたし
恐らくもう一生こんなに濃い時間は持てないと、子育てをしていく上でかけがえのない宝物のような思いがしています。