子どもをはじめてピッコロに預ける日。
大泣きの我が子。
一所懸命、しがみついて離れようとしない。
それを無理やりひきはがして、帰り道。
運転しながら私も大号泣。
ピッコロに入れると私が選んだ道だけれど、やっぱり、もっともっと一緒にいたいなぁ。
あんなに大泣きだったしな。
ピッコロをしばらくお休みしようかなと、
すでに初日にグラグラ。
迎えに早く着きすぎて、陰からそっと見ていると、パイン(年長組)母さんが、今日こうだったんだよ。Fちゃんって、こういう子だったんだね。おもいきり出してたよ。すごく良かったよ、と話しかけてくれた。
天まで届くような大泣きの気持ちと、自分で一歩ふみだそうとする姿を、みんなが見守ってくれている。
子どもとずーっと一緒にいたいも本音だけれど、
ピッコロで、あたたかい場所で、そのままに受け入れてもらって、みんなの愛情の中で、太く大きくなってほしいも、私の本当の願い。
帰りの会が終わってかけよると、ちょっとはにかんで誇らしい顔をした我が子が迎えてくれた。
そこにすっとうさぎ(年中組)のH君が、「あげる」と、私の手のひらに梅の実を置いてくれた。
なんだか、お母さんもがんばったねって言ってくれているようだった。
年少保護者S